日本の書展茨城展 中止のお知らせ
 茨城新聞社と茨城書道美術振興会は、2020年4月11日から16日までザ・ヒロサワ・シティ会館で予定しておりました「第47回日本の書展茨城展」につきまして、現在発生している新型コロナウイルスが感染拡大している状況を受け、皆様の健康・安全面を第一に考慮し、展示と会期中すべての関連行事の開催中止を決定いたしました。
何卒ご理解くださいますようよろしくお願い申し上げます。

◇問い合わせ
 茨城新聞社営業局事業部 TEL029(239)3005
2020年02月25日更新
茨城書道美術振興会とは
 本会は茨城県下の主な書道団体を網羅し、セクショナリズムを排した書道団体で、書道美術の振興と書道文化の高揚をめざし、中央書壇と密接なる交流を持ちながら、会員の友好を深め、県書壇の発展に寄与することを目的とする会です。

新着情報
プロスポーツ県内4チーム 茨城新聞が応援旗贈呈
茨城新聞:2020年07月30日掲載
  県内のプロスポーツチームを応援しようと、茨城新聞社は25日、個人や企業の協力を得て製作した応援旗を、バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)茨城ロボッツに贈った。
 応援旗は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが打ち切られるなど大きな打撃を受けたプロスポーツチームを応援するため、ファンなどから協賛を募り製作。日展会員で茨城書道美術振興会理事長を務める書家、吉澤鐵之(てつし)さんが揮毫(きごう)した「健闘」の文字と、協賛した個人や企業の名前が刻まれている。
 同日、贈呈式が水戸市内の体育館であり、茨城新聞社の沼田安広社長が茨城ロボッツの平尾充庸(あつのぶ)主将に応援旗を手渡した。吉澤理事長は「健闘を祈るということと、健康に気を付けながら闘ってほしいという意味を込めた」と文字に託した思いを説明。平尾主将は「『健闘』の言葉を背負いながら、チーム一丸となって戦っていきたい」と述べた。
 応援旗は4枚作製し、サッカーJリーグ1部の鹿島アントラーズや同2部の水戸ホーリーホック、野球独立リーグ・ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツに対し同日までに寄贈した。


応援旗を手にする茨城ロボッツのリチャード・グレスマンヘッドコーチと茨城新聞社の沼田安広社長、茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長、茨城ロボッツの平尾充庸主将(左から)=水戸市水府町のリリーアリーナMITO
文化福祉事業団に収益金15万円寄託 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2020年07月30日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之(てつし)理事長)は29日、オリジナルグッズ「コロナに負けるな 揮毫(きごう)入りクリアファイル」の販売収益金の一部、15万4930円を茨城新聞文化福祉事業団に寄託した。
 クリアファイルは、県内の書道家に向けて新型コロナウイルス感染症の予防啓発を促そうと6月に作製した。吉澤理事長はじめ、鈴木赫鳳(かくほう)さん、吉澤石琥(せきこ)さん、山内香鶴(こうかく)さんの副理事長3人が本紙企画「コロナに負けるな」に揮毫した「慎獨」「一陽来復」など感染予防に関するメッセージ入り。2千枚をチャリティー販売し、完売した。
 吉澤理事長は、同事業団の小田部卓理事長(茨城新聞社会長)と沼田安広常務理事(同社長)に目録を手渡し「書道、芸術の力で社会を元気にできるよう会員一丸となって精進したい」と話した。

茨城新聞文化福祉事業団の小田部卓理事長(前列右)と沼田安広常務理事(同左)に目録を渡す茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長(同中央)と(後列左から)副理事長の吉澤石琥さん、鈴木赫鳳さん、山内香鶴さん=水戸市笠原町
茨城新聞企画「コロナに負けるな!」「医療従事者に感謝」に揮毫
茨城新聞:2020年05月30日掲載
 茨城新聞社の県民、読者向け応援企画「コロナに負けるな」と医療従事者への応援メッセージ企画に吉澤鐡之理事長と吉澤石琥副理事長、鈴木赫鳳副理事長、山内香鶴副理事長の揮毫が掲載されました。

4月30日付 吉澤鐡之理事長 「慎独(しんどく)」
ひとりをつつしむ、大学「君子必慎其独也」。
身を慎んで一人で過ごし、道をはずれないようにすること。
5月23日付 吉澤石琥副理事長
5月27日付 鈴木赫鳳副理事長「一陽来復(いちようらいふく)」。
よくないことが続いた後に良い事がめぐってくること。
5月30日付 山内香鶴副理事長「丹魄(たんはく)」。
危急に際して智恵と勇気をもって真心を尽くす。
学生書道紙上展へ協賛金100万円寄付 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2020年05月02日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は1日、茨城新聞社が毎年実施している「茨城新聞学生書道紙上展」への協賛金として100万円を寄付した。

水戸市内の吉澤理事長の事務所で、吉澤理事長から、茨城新聞社の小田部卓会長(同振興会長)に目録が贈られた。

同紙上展は、茨城新聞社が小中高校生の書道作品を公募、審査して選んだ優秀な作品を紙上で発表、紹介している事業。同振興会の協力を得て毎年2月ごろに実施している。
協賛金の目録を手渡す茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長(左)=水戸市内
来春の書展向け体制確認 茨城書道美術振興会、学生紙上展最終審査も
茨城新聞:2019年12月05日掲載
 茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社会長)は4日、水戸市内のホテルで常任理事会と役員会を開き、来年4月11~16日に同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開催する「第47回日本の書展茨城展」の中で実施する席上揮毫(きごう)などのイベントや各役員の役割分担などを決めるなど、体制を確認した。
 常任理事会で小田部会長は、バスケットボール男子Bリーグ(B2)茨城ロボッツホーム戦の開始前の席上揮毫に触れ、「他分野と交差する画期的な取り組み」と評価した。吉澤鐵之(てつし)理事長は役員会で、4月の茨城の書展で旧来の図録作成の代わりに、学生紙上展の入賞作品を公開するなど「今年は大きな変革に取り組んだ」と力を込めた。
 また、理事会に先立ち、「第20回茨城新聞学生書道紙上展」(来年2月20日付本紙予定)の最終審査が行われ、応募作品9655点の中から、特別賞20人を決めた。 (佐川友一)
 受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽県知事賞 佐藤はるか(常総学院高3年)▽県議会議長賞 海老根圭太(水城高2年)▽県教育長賞 川島夢叶(水戸葵陵高1年)車田和可(那珂市立第一中3年)野上この榎(常陸大宮市立大宮西小6年)▽水戸市長賞 木村佳奈(佐竹高3年)友部愛(笠間市立友部中2年)池野上暖絆(笠間市立岩間第一小5年)▽水戸市教育長賞 澤畠知穂(水戸一高2年)成田望愛(ひたちなか市立勝田第一中3年)齋藤大和(那珂市立菅谷東小4年)▽県子ども会育成連合会理事長賞 海野有己(日立市立櫛形小3年)福地真音(同2年)綿引愛花(水戸市立吉田小1年)▽茨城新聞社長賞 河合志歩(日立一高1年)田島優希(高萩市立高萩中1年)横田真音(石岡市立南小6年)▽茨城書道美術振興会理事長賞 佐東直哉(日立一高付属中2年)松下正徳(茗溪学園中1年)岩上琴音(結城市立結城西小5年)
「第20回茨城新聞学生書道紙上展」の審査をする吉澤鐵之・茨城書道美術振興会理事長(中央)ら=水戸市宮町
力強く「一丸疾走」 B2ロボッツホーム戦前 書家・吉澤さん揮毫
茨城新聞:2019年11月23日掲載
 水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで22日に行われたバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)茨城ロボッツのホーム戦の試合前のイベントで、茨城書道美術振興会副理事長を務める書家、吉澤石琥(せきこ)さん(68)による書道パフォーマンスが行われた。ロボッツの今季のスローガンを訳した「一丸疾走」の4文字を力強く揮毫(きごう)した。
 アリーナの照明が落とされ、スポットライトを浴びて登場した吉澤さんは、黒の作務衣姿。コートの床には幅2メートル、長さ10メートルの特製和紙が敷かれた。
 吉澤さんは重さが15キロある大きな筆を両手で持ち、全身を振るって一気に書き上げた。スローガンは、チーム一丸で走り抜けるという意味があり、今季のチームの夢と決意が込められている。その思いに命を吹き込むように4文字が書き上がると、会場から大きな拍手が送られた。
 ホーム戦でのこの企画は、球団と同振興会がコラボレーションした本年度初めての試み。9月に同振興会理事長、吉澤鐵之(てつし)さんが行ったのに続く第2弾。12月と来年3月にも予定されている。(佐川友一)
B2茨城ロボッツの試合前イベントで書道パフォーマンスを披露する吉澤石琥さん(右)=水戸市緑町のアダストリアみとアリーナ
「一丸疾走」席上揮毫 水戸 茨城書道美術振興会吉澤理事長
茨城新聞:2019年09月25日掲載
■B2ロボッツ試合前
 21日に水戸市のアダストリアみとアリーナで行われたバスケットボール男子のBリーグ2部(B2)茨城ロボッツ-福岡戦のオープニングイベントで、日展会員で茨城書道美術振興会理事長の吉澤鐵之さんが茨城ロボッツの今季スローガン「RUNasONE」の漢字表記「一丸疾走」を席上揮毫(きごう)した。
 この揮毫は同振興会とのコラボ企画として初めて実施したもので、今後も同振興会役員が茨城ロボッツのホーム試合で披露する。
 試合は茨城ロボッツが快勝し、開幕2連勝を飾った。
「一丸疾走」を揮毫する吉澤鐵之さん=水戸市緑町のアダストリアみとアリーナ
ロボッツ、今季スローガン 水戸・吉澤さん揮毫、書を披露
茨城新聞:2019年08月08日掲載
■「一丸疾走」B2制覇へ
 バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)茨城ロボッツは1日、水戸市酒門町の書魁社で、「スローガンセレモニー」を開催した。今季のスローガン「RUNasONE」に合わせた漢字表記でのスローガンを「一丸疾走」にすると発表した。茨城書道美術振興会理事長を務める書家、吉澤鐵之さんが「一丸疾走」と揮毫(きごう)した書が披露され、今後、同振興会とのコラボ企画を実施していくことを明らかにした。
 「RUNasONE」「一丸疾走」には、選手だけでなく、チームスタッフや社員全員が一丸となり、B2制覇、1部(B1)昇格に向け全力で走り抜くという意味が込められている。
 吉澤さんは「一は簡単な字だが気持ちを込めた。丸のはね上げ、走の最後は決め技。疾は、丸と走に挟まれるので、地味に書いた。静、動、静、動となるよう意識した」と作品のポイントを解説した。
 式典後は山谷拓志社長、英国出身のアンソニー・ガーベロット新ヘッドコーチ(HC)、真庭城聖選手、平尾充庸選手が書道を体験した。アンソニーHCは、選手らから「うまい」「センスがある」と絶賛されたが、「外国人が書道をやったからみんな感動しただけ」と謙遜。初めての体験に「普段はコンピューターで書くことが多いので、最初は緊張していたが、すごくいい経験ができた」とうなずいた。
 ロボッツの今季開幕戦は9月21日、同市緑町のアダストリアみとアリーナで行う。吉澤さんが訪れ、書を披露する予定。(矢幡佳那子)
漢字表記のスローガン「一丸疾走」を書く選手ら=水戸市酒門町の書魁社
学生書道紙上展へ協賛金100万円寄贈
茨城新聞:2019年06月05日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は3日、茨城新聞社が毎年実施している「茨城新聞学生書道紙上展」事業への協賛金として100万円を寄付した。
 寄付は、同日に開かれた同振興会の常任理事会後に行われ、吉澤理事長から、小田部卓茨城新聞社長(同振興会会長)に目録が手渡された。
 同紙上展は、茨城新聞社が小中高校生に作品を公募・審査し、優秀な作品を紙上で発表、紹介する。同振興会の協力を得て、年1回実施されている。
目録を手渡す茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長(中央左)=水戸市宮町
女性初、副理事長に山内氏 吉澤理事長ら再選
茨城新聞:2019年06月04日掲載
 茨城書道美術振興会は3日、水戸市内のホテルで2019年度総会を開き、役員改選で、小田部卓会長(茨城新聞社長)、星弘道名誉顧問、吉澤鐵之(てつし)理事長を再選した。また新たに副会長に沼田安広氏(同新聞社常務取締役)、新副理事長に山内香鶴氏、事務局長に小野江華氏を選任した。
 総会では、18年度の事業報告と収支決算報告の後、本年度の事業計画を承認した。計画では、基幹事業である「日本の書展茨城展」の第47回展の会期を来年4月11~16日と決め、来年2月に発表する「第20回茨城新聞学生書道紙上展」の応募期間を今年11月1~13日と決めた。
 4月に実施した第46回日本の書展茨城展の入場者については、1825人と前年より128人下回ったが、ほぼ例年並みだったと報告された。
 吉澤理事長は「次回(の書展で)は県展とは違う傾向の作品を出品する努力をしてほしい」と要請。また、スポーツ団体と連携する取り組みにも意欲を示した。改選後のあいさつで、小田部会長は、高校生の書道パフォーマンスなどを例に「新しいことに取り組む振興会をこれからも盛り上げていきたい」と述べた。
 規約の改正も行われ、定年を迎えた80歳以上を対象に「董(とう)事」(常任理事経験者)、「幹事」(評議員経験者)などの役員ポストを設け、選任した。
 副理事長は鈴木赫鳳、吉澤石琥氏が再任され、山内氏と合わせて3人になった。山内氏は女性初の副理事長となった。(佐川友一)
 ほかの主な新役員は次の通り。(敬称略)
 ▽董事 石毛如水、大島丈雪、阪場香津泱、高瀬霞山、鶴見香萩、山村青雨▽常任理事 井坂幸雄、岡崎正人、川野辺泰雲
茨城書道美術振興会の総会で再選された吉澤鐵之理事長=水戸市宮町
高校生、躍動の運筆 日本の書展茨城展 3校 曲に合わせ披露
茨城新聞:2019年04月16日掲載
 「第46回日本の書展茨城展」(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)2日目の14日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)の同展会場内で「第1回茨城新聞社杯高校生書道パフォーマンス大会」が開かれた。県内3高校の3チームが音楽に合わせ、躍動感あふれる運筆を披露した。最優秀賞は水戸葵陵高が受賞した。同展は18日まで。
 大会には明秀日立、水戸一、水戸葵陵の3校の書道部が参加。縦4メートル、横6メートルほどの特大用紙を舞台に、1チーム12人以内、6分間以内で演技した。
 各チーム、若者に人気の楽曲に合わせ演技。友情や感謝の思いをカラー墨汁を用いて書き添えながら、大きな文字で題字を揮毫(きごう)、独創的な作品を完成させた。
 水戸葵陵高は華麗なダンスを交え、新元号「令和」などを書き添えた後、「新生」と揮毫、新たな気持ちで新時代を駆け抜ける意思を込めた。水戸一高は伝統行事「歩く会」をテーマに「踏破」と書き、決して諦めない強い気持ちを表現。明秀日立高はロックバンドの楽曲から着想を得て、青春をテーマに「全力」と力強く揮毫した。
 県内校同士の共演はこれまでなかったことから、生徒たちは「いい刺激になった」と口をそろえた。審査に当たった同振興会の吉澤鐵之理事長は「それぞれ工夫があって立派だった」と絶賛した。 (勝村真悟)
「日本の書展茨城展」の開幕を祝ってテープカットする関係者=水戸市千波町
日本の書展茨城展開幕 本県、中央書壇の秀作一堂 水戸
茨城新聞:2019年04月14日掲載
 本県、中央書壇の秀逸な作品を一堂に集めた「第46回日本の書展茨城展」(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が13日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕した。5部門に約370点が並ぶ。初日は出品者による席上揮毫(きごう)(実演)も行われ、多くの鑑賞者が楽しんだ。18日まで。
 開会式で同振興会長の小田部卓茨城新聞社長が「全国トップ水準の茨城の書に触れてほしい」とあいさつ。吉澤鐵之理事長は「若い人を育て、伝統を未来につなぐよう頑張っていく」と述べた。来賓の大井川和彦知事は「今後も茨城の書道文化が発展していってほしい」と期待を込めた。この後、主催者と来賓の代表らがテープカットした。
 同展は1973年から毎年開催。中央書壇の巨匠らの作品を集めた2部門と県内書家の3部門の計5部門で構成し、「第19回学生書道紙上展」の入賞作も併せて展示する。会期中、出品者による作品解説が行われる。
 初の試みとして「第1回茨城新聞社杯」と銘打ち、高校書道部のパフォーマンス大会が14日午後1時から開かれる。(佐川友一、写真は菊地克仁)
「日本の書展茨城展」の開幕を祝ってテープカットする関係者=水戸市千波町
席上揮毫に拍手 三者三様 大胆、繊細に 日本の書展茨城展
茨城新聞:2019年04月14日掲載
 「第46回日本の書展茨城展」が13日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕。初日は、茨城書道美術振興会の書家3人による「席上揮毫(きごう)」が行われ、三者三様に持ち味を発揮した演技に、鑑賞者らから盛んに拍手が送られた。
 実演したのは井上光基さん(漢字)、秋山和也さん(仮名)、山内白華さん(篆刻(てんこく))。井上さんが「龍翔鳳舞」、秋山さんが山部赤人の和歌、山内さんが「不繋之船(ふけいのふね)」を題材に、作品を完成させた。
 紙に打ち付けるように太い筆を運んだ井上さん。秋山さんは細い筆で繊細な線の妙技を披露した。山内さんは、鑿(のみ)のような道具を使って、石の板に文字を彫る作業の流れを見せた。
 終了後、同振興会の吉澤鐵之理事長が、周囲に請われ、次の元号「令和」を揮毫する場面も。日立市の小学6年、下山愛栞(あいり)さん(11)は「筆の勢いがすごかった」と感想を話した。(佐川友一、写真は菊地克仁)
 同展で、奨励賞に10人が決まった。受賞者は次の通り。(敬称略、順不同)
 小松雲峰(石岡市・茨城書壇代表作家推挙)石川茜舟(水戸市)中村裕美子(同)伊藤浄遠(高萩市)渡辺子遊(同)大和田豊久(那珂市)君野爽神(日立市)宍戸魁山(神栖市)柴沼秀風(土浦市)玉津啓園(ひたちなか市)
揮毫する井上光基さん=水戸市千波町
揮毫する秋山和也さん=水戸市千波町
篆刻の技を披露する山内白華さん=水戸市千波町
「日本の書展茨城展」 来年4月13日開幕
茨城新聞:2018年12月06日掲載
 茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社長)は5日、水戸市内のホテルで理事会と役員会を開き、中心事業の「第46回日本の書展茨城展」を同市千波町の県民文化センターで来年4月13~18日に開くことを決めた。
 小田部会長は、新規事業の同展会期中14日に行う高校生による書道パフォーマンス大会について「時代時代に合った新たな試みを展開していく。若者に興味を持ってもらいたい」と意気込みを語った。
 また、第19回茨城新聞学生書道紙上展(来年2月中旬に特集掲載予定)の最終審査があり、応募9716点の中から特別賞20人が決まった。吉澤鐵之(てつし)理事長は「過去15年間1万点をキープしてきたが、今年9千点台となった。来年は頑張って盛り返したい」と話した。受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽県知事賞 木田みのり(明秀学園日立高3年)▽県議会議長賞 伊藤綾乃(茗溪学園高2年)▽県教育長賞 武弓穂香(水戸三高1年)山崎俊亮(開成中3年)塩畑明日美(笠間市立岩間二小6年)▽水戸市長賞 江幡里奈(水戸葵陵高3年)成田望愛(ひたちなか市立勝田一中2年)下山愛栞(日立市立櫛形小5年)▽水戸市教育長賞 水沢一暢(水戸葵陵高2年)仙波菜穂(日立市立十王中3年)高沢奏(同市立櫛形小4年)▽県子ども会育成連合会理事長賞 片山瑚花(同市立坂本小3年)大内美南(那珂市立芳野小2年)瀬底りおな(つくば市立谷田部小1年)▽茨城新聞社長賞 人見亨香(水戸一高1年)山野珠々菜(水戸市立笠原中1年)林直輝(笠間市立宍戸小6年)▽茨城書道美術振興会理事長賞 鳴戸彩乃(那珂市立一中2年)横山凜星(茨城大教育学部付属中1年)石川莉央(結城市立上山川小5年)
千鳥会 記念品は辻徹さん酒杯 書家11人が箱書き
茨城新聞:2018年12月03日掲載
 来年1月8日開催の「千鳥会」の記念品(非売品)は、常陸大宮市在住の漆工芸作家、辻徹(つじとおる)さんによる酒杯。「栗溜塗盃(くりためぬりさかずき)」と命名され、栗の木を材料に大子漆で仕上げた温かみのある作品となっている。
 作者の辻さんは1963年、札幌市生まれ。東京芸大で漆工芸を学び、茨城県内に制作の拠点を構え、大子漆を用いた作品を発表している。現在、日本工芸会準会員、茨城工芸会委員、茨城県美術展覧会員。
 辻さんは作品について「素材感を生かし、使い込むほどに色つやが良くなる塗りを心掛けている。漆器を育てる楽しみも味わってほしい」と話している。
 作品の箱書きは、茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長をはじめ、鈴木赫鳳、吉澤石琥、山内香鶴、秋山和也、井上光基、小沼典弘、小野江華、佐川峰章、辻敬齋、山内白華の11氏が一つ一つ丁寧に書き上げた。
辻徹さん作「栗溜塗盃」
辻徹さん
日展 山内さん、書で特選 「晩泊濟陽」 気に満ちた作品
茨城新聞:2018年10月23日掲載
 公益社団法人日展は22日までに、全国公募美術展「改組新第5回日展」(11月2~25日、国立新美術館)の洋画、工芸美術、書の特選受賞者と入選者を発表した。本県関係作家では、書の山内香鶴(こうかく)さん(水戸市)が特選を受賞した。
 山内さんの受賞作「晩泊濟陽(ばんぱくせいよう)」は「鋭い線質が生かされた気に満ちた作品。書きぶりは明清の行草体だが、さかのぼれば王羲之(おうぎし)に行き着くことを感じさせる」などと評価された。
 初の特選となった山内さんは「いい先生方に巡り会えたおかげ。今後もいい作品を目指して稽古に励みたい」と話した。山内さんは1953年生まれ。日展会友。読売書法会理事。茨城書道美術振興会事務局長や県芸術祭美術展覧会委員・審査員などを務める。
 日本画・彫刻の特選受賞者と入選者は25日に発表予定。
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は4日、県内書家によるチャリティー色紙展示即売会の収益金の一部、24万6147円を茨城新聞文化福祉事業団に寄託した。今年4月に行われた「第45回日本の書展茨城展」に合わせて開催した。
山内香鶴さん
色紙展収益金 24万円を寄託 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2018年06月06日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は4日、県内書家によるチャリティー色紙展示即売会の収益金の一部、24万6147円を茨城新聞文化福祉事業団に寄託した。今年4月に行われた「第45回日本の書展茨城展」に合わせて開催した。
 代表して吉澤理事長が、同事業団理事長の小田部卓茨城新聞社長に目録を手渡した。
目録を手渡す吉澤鐵之理事長(中央右)をはじめ茨城書道美術振興会のメンバー=水戸市内のホテル
茨城書道美術振興会が総会 パフォーマンス大会開催 来年4月第46回展 高校生が参加
茨城新聞:2018年06月05日掲載
 茨城書道美術振興会は4日、水戸市内のホテルで2018年度総会を開き、「第46回日本の書展茨城展」の実施などを含む18年度事業計画や17年度の収支決算報告を承認した。同展では初めて、学生書道パフォーマンス大会を行うことが決まった。
 第46回展の開催は来年4月13~18日に決定。その期間中、茨城新聞社杯を設けた学生書道パフォーマンス大会(14日を予定)を開催する。イベントの一つで、県内の高校書道部が数校参加、各部が音楽に合わせて巨大な紙に作品を書き上げる。書道パフォーマンスの大会は県内で開かれておらず意欲的な試みとなる。また、活躍する作家による席上揮毫(きごう)やギャラリートークも引き続き行われ、来場者が書文化に触れる機会を創出する。
 総会ではこのほか、4月に開かれた第45回展に約2000人が訪れたことなどを報告。事業計画では、第19回茨城新聞社学生書道紙上展の応募受け付けを11月5日に始めるとした。
 会長の小田部卓茨城新聞社長は「紙上展の応募は1万点を超えた。呼び掛けてさらに参加者を増やしたい」とあいさつ。吉澤鐵之(てつし)理事長は「(事業見直しについて)書展も時代に合った方法を見つけ、書道界がより若い人に受け入れられるようにしていきたい」と決意を語った。(大貫璃未)
「時代に合った書展を開きたい」と話す吉澤鐵之理事長=水戸市内のホテル
最高峰の作品集結 水戸 日本の書展茨城展開幕
茨城新聞:2018年04月15日掲載
 「第45回日本の書展茨城展」(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が14日、水戸市千波町の県民文化センターで開幕した。現代書壇の最高峰の書家と県内の第一線で活躍する書家の作品、合わせて369点を会派を超えて一堂に展示する。19日まで。
 開幕式で、茨城書道美術振興会長の小田部卓茨城新聞社長が「全国的にみても茨城の書道界は上位。若手も成長しており、会員と共にさらなる精進を目指す」とあいさつ。吉澤鐵之(てつし)理事長は「この書展のおかげで、茨城の書壇は団結力と実力が正比例して伸びている。今後も回を重ねて努力していく」と述べた。続いて、主催者と来賓代表がテープカットを行った。
 初日は書家が来場者の前で執筆する席上揮毫(きごう)や奨励賞の表彰式を行った。
 同展は1973年から続く県内最大規模の書道展で、全国巡回の「現代書壇巨匠選」や「茨城書壇招待作家展」など5部門で構成。会期中、出品者によるギャラリートークのほか、協賛チャリティー色紙展示即売会と第18回茨城新聞学生書道紙上展の入賞作品の展示を合わせて行う。(勝村真悟、写真は根本樹郎)
日本の書展茨城展が開幕し記念写真に納まる出席者ら=水戸市千波町
日本の書展茨城展 力強い席上揮毫 3氏、それぞれの書体
茨城新聞:2018年04月15日掲載
 水戸市千波町の県民文化センターで14日に開幕した「第45回日本の書展茨城展」会場では、幅広い年齢層の人たちが訪れ見つめる中、茨城書道美術振興会常任理事の小沼典弘さん(66)、小野江華さん(64)、中島鸞山さん(67)の3人が席上揮毫(きごう)を行った。古代文字や春らんまんな情景が伝わる作品を書き上げた。

 最初に筆を起こした小沼さんは、中国・前漢時代の木簡に用いられた字体で「寧」の一字を書いた。ダイナミックな筆運びで、懐が深い作品に仕上げた。
 小野さんは花びらが舞うように染めた桜色の紙に行草体で「鶯語花舞(おうごかぶ)」としたため、花であふれた県内の景色をほうふつとさせた。
 中島さんは「子々孫々永宝」を古代文字の金文体で披露。勢いよく筆を走らせ、絵のように造形豊かな作品を完成させた。
 ひたちなか市立勝田二中2年、成田望愛(もえ)さん(13)は「行草体が好き。楽しんで、リズミカルに書くのはこういうことかと分かった」と話し、揮毫に見入っていた。(大貫璃未、写真は根本樹郎)
 同展「茨城書壇選抜展」奨励賞受賞者は次の通り。(敬称略、順不同)
 吉澤太雅(水戸市・茨城書壇代表作家推挙)▽辻和香(水戸市)▽笹島節子(同)▽永藤窓風(同)▽徳重篤鵬(ひたちなか市)▽川﨑一葦(同)▽西野香葉(同)▽田畑大舟(古河市)
席上揮毫する小沼典弘さん、小野江華さん、中島鸞山さん(右から)=水戸市千波町
「日本の書展茨城展」 18年4月14日開幕
茨城新聞:2017年12月07日掲載
 茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社長)は12月6日、水戸市内のホテルで、理事会と役員会を開き、中心事業の「第45回日本の書展茨城展」を2018年4月14〜19日に同市千波町の県民文化センターで開くことを決めた。

 小田部会長はあいさつで、第45回展で4回目となる席上揮毫(きごう)のほか、今年初めて行ったギャラリートークや、好文亭(水戸市)のふすま絵の修復に使う和紙に来場者が書や墨絵を書く催しを引き続き開催することに触れ、「一人でも多くの人に足を運んでもらえるよう努力する」と話した。

 理事会に先立ち、第18回茨城新聞学生書道紙上展(来年2月中旬に特集掲載予定)の最終審査があり、応募1万453点の中から特別賞20人が決まった。吉澤鐵之理事長は「書道文化のユネスコ登録の動きなどもあってか、全国でも応募が大幅に増えた学生展がある。来年は増やしたい」と意気込んだ。

 受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽県知事賞 佐藤結子(水戸一高3年)▽県議会議長賞 江幡里奈(水戸葵陵高2年)▽県教育長賞 藤田千鶴(竜ケ崎一高1年)菊池彩花(那珂市立第一中3年)丹治光(笠間市立岩間三小6年)▽水戸市長賞 橋本樹里(日立一高3年)佐久間大登(那珂市立第二中2年)宮部愛梨(笠間市立友部小5年)▽水戸市教育長賞 小林未歩(茗溪学園高2年)草間光喜(高萩中3年)根本真希(日立市立助川小4年)▽県子ども会育成連合会理事長賞 佐々木心結(同市立櫛形小3年)松森愛佳(東海村立舟石川小2年)岩松美琴(那珂市立五台小1年)▽茨城新聞社長賞 水沢一暢(水戸葵陵高1年)国府田羚(下妻市立東部中1年)山野珠々菜(水戸市立笠原小6年)▽茨城書道美術振興会理事長賞 大竹遥(高萩市立秋山中2年)成田望愛(ひたちなか市立勝田一中1年)神谷乃愛(結城市立城南小5年)
第18回茨城新聞学生書道紙上展の審査を行う吉澤鐵之理事長(中央)ら=水戸市宮町
茨城書道美術振興会が総会 吉澤理事長ら再選
茨城新聞:2017年05月30日掲載
 茨城書道美術振興会は29日、水戸市内のホテルで2017年度総会を開き、役員改選で小田部卓会長(茨城新聞社長)や星弘道名誉顧問、吉澤鐵之(てつし)理事長らを再選した。16年度収支決算報告、17年度事業計画などを承認した。
 総会では、4月に開かれた「第44回日本の書展茨城展」の成果が報告された。17年度事業計画では、第18回茨城新聞社学生書道紙上展の応募受け付けを11月6日から始め、第45回展を来年4月14〜19日に開くことなどを決めた。
 再選された小田部会長は「会長になり今年で11年目。全国屈指のレベルの高い振興会に育ってきた。若手を育てるなど充実した活動をしていきたい」と力を込めた。吉澤理事長は、昨年の日展で役員らが活躍したことに触れ、「引き続き協力し書道界が他からもうらやましがられるような会になっていくよう頑張りたい」と話した。
 鈴木赫鳳、吉澤石琥両副理事長らも再選された。
茨城書道美術振興会の総会であいさつする吉澤鐵之理事長=水戸市宮町
色紙展の収益、30万円を寄託
茨城新聞:2017年05月31日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は29日、県内書家によるチャリティー色紙展示即売会の収益金の一部、30万7896円を茨城新聞文化福祉事業団に寄託した。今年4月に行われた「第44回日本の書展茨城展」に合わせて開催した。
 代表して吉澤理事長が、同事業団理事長の小田部卓茨城新聞社長に目録を手渡した。
目録を手渡す吉澤鐵之理事長(中央左)=水戸市内のホテル
巨匠に若手、秀作一堂 水戸、日本の書展茨城展 開幕
茨城新聞:2017年04月16日掲載
 日本書壇の巨匠から本県期待の若手まで秀作を一堂に集めた「第44回日本の書展茨城展」(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が15日、水戸市千波町の県民文化センターで開幕、初日から大勢の人が訪れた。書家3人による席上揮毫(きごう)も行われた。期間は20日まで。

 1973年から続く県内最大規模の書道展で、全国巡回の「現代書壇巨匠」や「茨城書壇招待作家展」など5部門に総勢364人が出品した。
 開幕式で、茨城書道美術振興会長の小田部卓茨城新聞社長が「若手が順調に育っている」とあいさつ。吉澤鐵之(てつし)理事長も「書道、美術界のために一致団結していきたい」と述べた。引き続き、主催者と来賓代表によるテープカットが行われた。
 開幕に先立ち、奨励賞受賞者と、第17回茨城新聞社学生書道紙上展の上位入賞者の表彰式が行われた。
 期間中は、出品作家によるギャラリートークが初めて行われる。また、来場者が和紙に「夢」など思い思いの文字を書にしたためて、好文亭のふすま絵の修復作業に参加できるコーナーが設けられる。(大貫璃未、写真は嘉成隆行)
日本の書展が開幕し記念写真に納まる出席者ら=水戸市千波町の県民文化センター
書家3人、席上揮毫 個性豊か、歓声とため息
茨城新聞:2017年04月16日掲載
 水戸市千波町の県民文化センターで15日に開幕した「第44回日本の書展茨城展」は、茨城書道美術振興会常任理事の、?瀬霞山さん、鶴見香萩さん、山村青雨さんの3人が席上揮毫(きごう)に臨み、個性豊かに筆さばきを披露。取り囲む観客が一心に見つめる中、書に向き合う心を見せた。

 緊張感が漂う静かな会場は、筆を置く音、運ぶ音だけが聞こえ、3人が書き上げると歓声と感嘆のため息とともに、室内に墨の香りが広がった。
 希望に湧く字を選んだ?瀬さんは、「湧泉」の2文字を「日本刀で切るように」気迫のこもった運筆でしたためた。最後の一筆は先端の余韻を出そうと、自然と出たという気合の一声とともに締めた。「人前で書くことがなく慣れない環境だったが、紙に挑む気持ちで臨んだ」と話した。
 若草色の紙に「蝶舞百花風」としたためた鶴見さん。流れるようなリズムで、春の情景を描き出した。創作には力がいるが、それを感じさせない優雅な姿を観客の目に残した。
 山村さんは、うねるような線など豊かな表現で「璧玉」を勢いよく書き上げた。璧は古代中国の玉器の一種で円形状。線の延長線上に円が生まれるよう意識し、多彩な表情を生み出した。
 夫婦でひたちなか市から訪れた福田仁さん(75)は、「神業のよう。書は偶然ではなく、一点一画。自分の思い描く通りに線を引いていくとよく分かった」と話した。
 同展の5部門の一つ「茨城書壇選抜展」で、優れた作品に与えられる奨励賞も決まった。(大貫璃未、写真は嘉成隆行)
 奨励賞受賞者は次の通り。(敬称略、順不同)
 保坂和風(水戸市・茨城書壇代表作家推挙)▽菅澤智浄(鹿嶋市)▽国天和華(ひたちなか市)▽大和田豊久(那珂市)▽遠藤文葉(北茨城市)▽石川國博(日立市)▽前田竹雪(同)▽曳沼玲鳳(同)▽渡辺海風(同)▽吉澤太雅(水戸市)
席上揮毫する山村青雨さん=県民文化センター
児童生徒、書に思い 水戸、好文亭ふすま絵修復
茨城新聞:2017年04月16日掲載
 偕楽園(水戸市)の好文亭のふすま絵修復の一環で、15日から同市千波町の県民文化センターで始まった「第44回日本の書展茨城展」の会場に、来場者が和紙に墨で文字を書くコーナーが設けられている。20日まで。
 文化財の修復に一般の人も携わり、タイムカプセルのように次回修理の60年後の未来へ思いをつなげる企画。作品は、修復時に下張りとして使用される。
 この日は、第17回茨城新聞社学生書道紙上展で上位入賞した小中高生16人が、石州和紙に一筆一筆丁寧に書き上げた。「思いのままに」を選んだ北茨城市立中郷一小6年の山野辺天(そら)さん(11)は、「60年後も自分の思うように生きていたい」と願いを込めた。
 茨城書道美術振興会名誉顧問の星弘道さんと同理事長の吉澤鐵之(てつし)さんも揮毫(きごう)した。作品は乾燥させるため5月下旬から約半年間、弘道館に展示される。 (大貫璃未)
好文亭のふすま絵修復用の和紙に文字を書き入れる子どもたち=水戸市千波町の県民文化センター、嘉成隆行撮影