茨城書道美術振興会とは
 本会は茨城県下の主な書道団体を網羅し、セクショナリズムを排した書道団体で、書道美術の振興と書道文化の高揚をめざし、中央書壇と密接なる交流を持ちながら、会員の友好を深め、県書壇の発展に寄与することを目的とする会です。

新着情報
第51回日本の書展 茨城展 奨励賞10作品
茨城新聞:2024年03月27日掲載
大内武司
岡野趙洋
君野爽神
栗木白葉
鈴木静泉
辻いづみ
中尾慧雪
福田憲翠
藤枝咲絵
横山香月
「書展」来年4月13日開幕 5年ぶり席上揮毫復活 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2023年12月07日掲載
  茨城書道美術振興会(会長・沼田安広茨城新聞社長)は6日、水戸市内で常任理事会を開き、「第51回日本の書展茨城展」を来年4月13~18日に同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開催することを決めた。コロナ禍で中断していた席上揮毫(きごう)も5年ぶりに復活する。
 あいさつに立った吉澤鐵之理事長は、今年の第50回展の成功をはじめ、同会副理事長の鈴木赫鳳氏が日展審査員に選ばれ、同常任理事の時崎伍鳳氏が同展で2回目の特選に輝いたことなどを振り返り、「この勢いを来年につなげていきたい」と意欲を示した。
 理事会に先立ち、第24回茨城新聞学生書道紙上展(来年2月16日に特集掲載予定)の最終審査が同市宮町のホテルで行われ、応募作品9014点の中から、特別賞20点を選出した。(沢畑浩二)
 受賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽県知事賞 吹野姫菜(水戸葵陵高3年)▽県議会議長賞 軍司愛花(大成女子高2年)▽県教育長賞 滝知果(竜ケ崎一高1年)滑川緋彩(那珂市立四中3年)福持陽菜(笠間市立岩間三小6年)▽水戸市長賞 石川愛加(水戸三高3年)海老沢蒼空(茨城町立青葉中2年)大高優芽(那珂市立五台小5年)▽水戸市教育長賞 久冨莉歩(水戸葵陵高2年)斎藤悠一郎(茨城大付属中3年)会沢みみこ(日立市立大沼小4年)▽県子ども会育成連合会理事長賞 斉藤妃南(日立市立豊浦小3年)田中佑季(水戸市立柳河小2年)宇佐美勇人(日立市立豊浦小1年)▽茨城新聞社長賞 和田虎也(太田一高1年)石井美空(茗渓学園中1年)宮本桜希(水戸市立笠原小6年)▽茨城書道美術振興会理事長賞 相馬隆希(水戸一高付属中2年)赤荻ひなた(結城市立結城東中1年)藤芳直生(笠間市立友部小5年)
第24回茨城新聞学生書道紙上展の審査を行う吉澤鐵之理事長(右から2人目)ら=水戸市宮町
日展書科特選受賞 時崎さん囲み祝賀会 水戸
茨城新聞:2023年12月07日掲載
  全国規模の公募展、第10回日展書科で特選を受賞した時崎伍鳳さん(65)=高萩市=をたたえる祝賀会が6日、水戸市内のホテルで開かれ、関係者らが喜びを分かち合った。
 祝賀会は、茨城書道美術振興会が主催し、関係者ら約40人が出席した。
 第10回日展は11月、東京都内で開かれた。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科で構成し、書科には8822点の応募があり、1112点が入選した。このうち特選は10点のみ。
 時崎さんの特選受賞は2021年に続き2度目。あいさつで同会の吉澤鐵之理事長は「実力と人柄、ともに評価されての受賞。茨城、日本の書道界で活躍してほしい」と期待を込めた。花束を贈られた時崎さんは「ただ一生懸命、取り組んできた。自分に足りないものを、これからも学んでいきたい」と抱負を語った。
祝賀会であいさつする時崎伍鳳さん=水戸市内
日展書科、時崎さん特選 2回目 「李白詩」力強く
茨城新聞:2023年10月24日掲載
  公益社団法人日展は23日、第10回日展(国立新美術館、11月3~26日)書科の入選者を発表し、時崎伍鳳さん(65)=高萩市=が特選を受賞した。時崎さんの特選受賞は、2021年に続き2度目。
 受賞作は「李白詩」。多字数の行書で、明清時代の古典をベースに仕上げた。授賞理由は「力強い線質で要所に大小・潤渇を交え、流動感も表現されている。行間の余白も効果的で、しっかり書き上げた秀作」とされた。
 時崎さんは謙慎書道会常任理事、茨城書道美術振興会常任理事を務める。「二度目の受賞に大変驚いている」とし、「派手さはなくても、皆さんに好感を持ってもらえるような作品を目指した。今後も一歩一歩積み重ねていきたい」と話した。(滝山亜紀)
時崎伍鳳さん
台風13号義援金 高萩市に10万円 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2023年09月26日掲載
  茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は18日、台風13号で被害を受けた高萩市に義援金10万円を寄託した。同会副理事長で第10回日展の書科審査員に選ばれた鈴木赫鳳さん=同市=の就任祝賀会場で、吉澤理事長が「一日も早い復興を願う」と話し、同市の大内富夫教育長に手渡した=写真。
大内富夫教育長に義援金を手渡す吉澤鐵之理事長(前列左から2人目)
高萩の鈴木赫鳳さん 日展審査員に選出 水戸で就任祝賀会
茨城新聞:2023年09月22日掲載
  東京・国立新美術館で今秋行われる第10回日展で、書科の審査員に選ばれた鈴木赫鳳さん(高萩市、準会員)の就任祝賀会が18日、水戸市内のホテルで開かれた。茨城書道美術振興会(会長・沼田安広茨城新聞社社長)が主催し、同会会員や高萩市の関係者らが出席した。
 鈴木さんが審査員に選ばれたのは初めて。日展は、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科からなる国内最大級の公募展。各科の審査員は17人で、外部審査員は2人。
 花束を贈られた鈴木さんは「夢にも思わなかった。ラッキーな人生。自分なりに審査を全うしていきたい」と意欲を語った。
 書科の県内関係者では、ほかに吉澤鐵之さん(水戸市、会員)、吉澤劉石さん(岐阜県=本県出身、同)、綿引滔天さん(埼玉県=同、同)が審査員を務める。
あいさつで審査への意欲を示す鈴木赫鳳さん=水戸市内
新会長に沼田氏 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2023年06月06日掲載
  茨城書道美術振興会は5日、水戸市内のホテルで2023年度総会を開き、役員改選で新会長に沼田安広氏(茨城新聞社長)を選任した。星弘道名誉顧問、吉澤鐵之理事長らは再任。小田部卓氏(茨城新聞社会長)が顧問に就いた。
 総会では、22年度の事業報告と収支決算の後、本年度の事業計画を承認。計画では、基幹事業「日本の書展茨城展」の第51回展の会期を来年4月13~18日に、同2月に発表する「第24回茨城新聞学生書道紙上展」の応募期間を今年10月20日~11月10日と決めた。
 4月に実施した第50回日本の書展茨城展は、入場者が7年ぶりに2千人を超えたことなどが報告され、吉澤理事長は「今後も守るのではなく攻める姿勢で、書の素晴らしさを県下に知らしめよう」などと語った。
 改選後のあいさつで、沼田会長は「本県の書道美術の振興のため力を尽くしたい」などと述べた。副理事長の鈴木赫鳳、吉澤石琥、山内香鶴の3氏は再任された。ほかの主な新役員は次の通り。(敬称略)
 ▽常任理事 窪山墨翠、小林千早、時崎伍鳳、吉澤衡石、吉澤太雅
総会で再選され、あいさつする吉澤鐵之理事長=水戸市宮町
日本の書展茨城展 珠玉の書 歩み半世紀 大家や若手、愛好家魅了
茨城新聞:2023年04月09日掲載
 50回の節目を迎えた「日本の書展茨城展」。会場となった水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館には、中央書壇の大家をはじめ、本県を代表する書家から若手作家に至る珠玉の書が一堂にそろい、書道愛好家らを魅了した。
 現代書壇巨匠のコーナーでは、日本芸術院会員や日本芸術院賞受賞者を中心に、日比野光鳳氏や井茂圭洞氏、星弘道氏(茨城書道美術振興会名誉顧問)ら16氏の作品を展示。墨の潤渇がせめぎ合う漢字の造形美や、たおやかな仮名が織りなす詩歌の情景を楽しむことができる。
 特別企画として、「茨城の文化を築いた先達の書展」と銘打ち、県内作家が所蔵する歴史的価値の高い書軸などを公開。水戸藩2代藩主徳川光圀や9代藩主斉昭の書状をはじめ、美術思想家の岡倉天心、日本画の巨匠、横山大観らの手紙など本県近代史の主要人物による書簡が並べられた。
 日立市から訪れた会社員女性(40代)は「多彩な書作品が並び、50回にふさわしい華やかな内容」と印象を述べ、中央書壇の大家の作品に「古典や著名人の言葉をご自身の世界に落とし込んで書かれたのだと思う。その努力は計り知れないですね」と話していた。
 50回を記念し、「明清の書」と題して講演した全国書美術振興会理事長の髙木聖雨氏は、書家の言葉を引用しながら「古典の中に全ての答えがある。学ばなければ本質は得られない」と語り、時代を超えてなお古典から学ぶ重要性や、書に臨む姿勢を説いた。(沢畑浩二)

「日本の書展茨城展」の展示作品を鑑賞する来場者=水戸市千波町、鈴木葵撮影
最高峰作品 節目彩る 第50回 日本の書展茨城展開幕 水戸
茨城新聞:2023年04月09日掲載
 第50回「日本の書展茨城展」(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が8日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕した。日本書壇の最高峰と県内作家の秀作約350点を一堂に展示。節目を記念した特別展示や講演会も行われ、初日から多くの来場者でにぎわった。13日まで。(11、20面に関連記事)
 同展は書美術の振興と書道文化の高揚を目的に、1973年に始まった。本県代表から国内トップレベルの作品までを網羅し、県内最大規模の書道展として親しまれている。
 開幕式典で吉澤鐵之同振興会理事長は半世紀の歩みを振り返り、「中央書壇を目指す会として発足し、見事にその花を咲かせたと自負している。多くの皆さまのおかげと感謝している」とあいさつ。続いて主催者と来賓代表がテープカットして幕開けを祝った。
 会場では、徳川光圀の書状などを紹介する特別展「茨城の文化を築いた先達の書展」や、第23回茨城新聞学生書道紙上展の入賞作品約200点(優秀賞以上)も併せて展示。先人の息吹を感じる書から、未来に続く子どもたちの書まで、幅広い作品が並んだ。(滝山亜紀)
「日本の書展茨城展」の開幕を祝って、テープカットする関係者ら=水戸市千波町、鹿嶋栄寿撮影
日本の書展茨城展 奨励賞受賞者の横顔
茨城新聞:2023年04月09日掲載
 第50回日本の書展茨城展(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が8日から13日まで、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれる。茨城書壇選抜展の奨励賞受賞者15人を2回に分けて紹介する。

■大小や濃淡を意識 筑西市、芦沢香紫さん
 中国宋時代の司馬光による絶句、初夏二題を浅香鉄心先生の書を参考に書作しました。日々の競書や書作において文字の大小、墨の濃淡に苦慮する中で、特に意識を高めたように思います。今後も悩みながらも修練し続けたいと思います。

■流れるように書く 日立市、石井桐苑さん
 漢字の行書体を中心に勉強してきました。今回の出品作は、墨量、線質そして余白を考えながら、流れるように書こうと取り組みましたが、思うように書けず苦心しました。これからも日々精進してまいります。

■墨量保ち厳しい線 水戸市、石川茜舟さん
 2度目の受賞となり、なお一層心が引き締まる思いです。半切で縦6文字を書かせていただきましたが、墨量を保ちつつ、いかに厳しい線を出せるかに苦心しました。いろいろな作品に挑戦し、精進を重ねたいと思います。

■変化する空間美を 龍ケ崎市、岩原和枝さん
 百人一首から好きな13首を選び、前半は散らし書きで余白の美しさを求め、山場は行書きで横への響きと緊張感を出し、終盤は余韻を残すよう細字でまとめました。3構成の散らしで変化する空間美を感じていただけたら幸いです。

■篆書の造形美追究 水戸市、江幡鋳卿さん
 今回は印篆(いんてん)の白文と西周時代の金文から取った朱文の印を出品しました。二顆(か)とも筆意を線に注入するように心がけ奏刀しました。これからも篆書の持つ造形美を方寸の世界に展開し、篆刻の美を追究していきたいと思っています。

■木簡隷力強く表現 日立市、大塚秀次さん
 木簡隷を表現のテーマとして取り組みました。まだまだ力不足な作品だと思っていたため、受賞できたことに大変驚いています。今回の受賞を励みにして、これからも力強い作品を書いていこうと思います。

■初の試み、違う勉強 鉾田市、皆藤可逍さん
 受賞作は、以前に調和体で書いた詩文を半切サイズに漢字3行でまとめたものです。このような試みは今回が初めてで、また違う勉強ができました。これからも書の魅力とその難しさを感じながら続けていきたいです。

■特殊な素材で挑戦 日立市、木村白峰さん
 今回の作品は初の試みです。木を薄く削り、裏打ち加工した特殊な素材を入手することができたため挑戦してみました。細字多字数作品なので、紙と違い難しく墨の濃度や墨量など、四苦八苦しながらの制作となりました。

 第50回日本の書展茨城展(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が13日まで、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれている。茨城書壇選抜展の奨励賞受賞者15人のうち、残る7人を紹介する。

■筆持つ時間楽しみ 水戸市、小口まさ江さん
 静かな自分の時間が欲しくて、息子が中学生になったのを機に先生のご指導を受けるようになりました。紙の前で筆を持つ時間が何よりの楽しみです。今回は古い料紙を7枚つなぎ、西行の歌を書きました。心を大切に今後も精進します。

■調和体 工夫重ねる 常陸太田市 篠原挙秋さん
 読める書に憧れ、古典の少ない調和体に取り組んで25年。試行錯誤しながら向き合い、紙に合う墨、筆、そして詩文とが合致した時はうれしいです。そして作品を見てくださる方に伝われば幸いです。

■流動性や線質配慮 水戸市、福田明代さん
 新古今和歌集から6首を選び、和歌の季節に合わせた6色の料紙に書き作品にした。間(ま)の取り方、墨の潤渇、文字の流動性や線質に配慮。日本の豊かな自然、季節の移り変わりを和歌と共に楽しんでいただけたらうれしいです。

■古典 創作のベース 水戸市、牧野美香さん
 思いがけない受賞に驚いています。墨の香りに包まれて、作品をどう仕上げようかとイメージする時間が楽しいです。少しでも重みや深みのある字が書けるよう、創作のベースとなる古典の勉強を続けていきたいと思います。

■一層の精進を覚悟 結城市、谷嶌明峰さん
 長年の課題「墨量・筆圧不足」を念頭に置き、久しぶりの調和体。不安いっぱいでの作品作りでした。奨励賞の栄を受けましたこと、喜びもひとしおです。今回の賞に恥じぬよう、なお一層の精進を覚悟しました。

■木簡の研究続ける 日立市、渡辺海風さん
 師の吉澤石琥先生のご指導により、月例競書作品は木簡を数十年勉強しています。記念すべき50回展での受賞は望外の喜びであり、今後は敦煌、楼蘭を俯瞰(ふかん)し、木簡をさらに研究していきたいと考えています。

■書できること感謝 高萩市、渡辺子遊さん
 中国北宋の文人、蘇東坡の詩を北魏の楷書で制作。扁平(へんぺい)な字形と文字の潤渇・疎密等の表現で立体感を追求しましたが、理想と程遠く時間切れとなりました。締め切りに追われる日常ですが書作に関われることに感謝して過ごしたいです。
奨励賞受賞者
奨励賞受賞者
第23回茨城新聞学生書道紙上展
茨城新聞:2023年02月17日掲載
 県内の児童生徒らの書道作品を公募する「第23回茨城新聞学生書道紙上展」(茨城新聞社、茨城書道美術振興会主催)の入賞作品が決まり、最高賞となる茨城県知事賞には水城高等学校3年の吉澤歩花さん(水戸市)が輝いた。本展は、日本の伝統文化である書道を通して、次世代を担う子どもたちの豊かな心を育て、書道美術の普及と向上を目的に毎年開催している。部門は半紙作品の「幼年・小学生・中学生の部」と条幅作品の「高校生の部」で構成され、2部門の応募総数は9千377点。茨城書道美術振興会の役員が審査に当たり、県知事賞などの特別賞20点、優秀賞178点、奨励賞818点を選出した。特別賞と優秀賞の計198点は4月8~13日まで、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で展示される。入場無料。
掲載紙面
掲載紙面
掲載紙面
小林さん日展特選祝う 書公募展 佐川さん読売大賞も
茨城新聞:2022年12月08日掲載
 全国規模の公募展、第9回日展の書科で特選を受賞した小林千早さん(63)=神栖市=と、第38回「読売書法展」漢字部門で、読売大賞に輝いた佐川峰章さん(40)=高萩市=をたたえる祝賀会が7日、水戸市内で開かれ、会員や関係者らが喜びを分かち合った。
 祝賀会は、茨城書道美術振興会が主催。あいさつで名誉顧問の星弘道さん、理事長の吉澤鐵之さんらが登壇し、2人の活躍にエールを送った。
 日展は11月、東京都内で開催。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科で構成し、書科には8576人が応募し、1089点が入選した。このうち特選は10点のみ。
 読売書法展は8月に開かれた。漢字、かな、篆刻(てんこく)、調和体の4部門に毎年約2万点の作品が寄せられており、同賞の受賞は県内作家で初めてとなった。
 会場で2人に花束が贈られ、小林さんは「今後も古典を追求し、目標を持って頑張りたい」、佐川さんは「茨城の書壇に恥じぬよう、研さんを積みたい」と、それぞれ抱負を語った。(滝山亜紀)
花束を手に笑顔を見せる小林千早さんと佐川峰章さん(左から)=水戸市宮町
書展50回で記念事業 書美術振興会 講演会や特別展
茨城新聞:2022年12月08日掲載
 茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社会長)は7日、50回の節目となる来年春の「日本の書展茨城展」に合わせ、記念事業として講演会や特別展を開くほか、同展の歩みを振り返る記念誌を作成することなどを正式に決めた。常任理事会を水戸市で開き、了承した。
 同展は来年4月8~13日に同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開催することが決まっている。
 記念講演会は、日本美術院会員で全国書道美術振興会理事長の髙木聖雨さんが講演する。記念誌は同展開幕までに千部を発行する予定。徳川光圀の書状など県内作家所蔵の書軸などを展示する特別企画「茨城の文化を築いた先達の書展」も同会場で開く。
 吉澤鐵之理事長は「来年は50回展の大事な節目。振興会が着実に進歩していることをうれしく思う。継続は力なり、ということをしみじみ感じる」と述べた。
 理事会に先立ち、第23回茨城新聞学生書道紙上展(来年2月17日掲載予定)の最終審査があり、応募作品9377点から特別賞20点が選ばれた。(高阿田総司)

 特別賞受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽県知事賞 吉澤歩花(水城高3年)▽県議会議長賞 会沢埜々子(茨城高2年)▽県教育長賞 一色紗羽(茗渓学園高1年)伊東琴音(ひたちなか市立那珂湊中3年)平塚全(行方市立麻生東小6年)▽水戸市長賞 大和田奈那(水海道一高3年)福地美音(日立市立十王中2年)福地真音(同市立櫛形小5年)▽水戸市教育長賞 西村和夏(茨城キリスト高2年)髙橋菜奈(潮来市立牛堀中3年)グエン キュウ ヴィ(結城市立絹川小4年)▽県子ども会育成連合会理事長賞 石橋桜音(行方市立麻生小3年)横田愛音(鹿嶋市立大同西小2年)沼田悠愛(那珂市立菅谷東小1年)▽茨城新聞社長賞 小澤奈々海(水戸葵陵高1年)吹野心優(笠間市立友部二中1年)長谷川美緒(ひたちなか市立長堀小6年)▽茨城書道美術振興会理事長賞 梅原望来里(小美玉市立玉里学園義務教育学校8年)菊池陽育(笠間市立友部中1年)田那辺愛来(那珂市立横堀小5年)
「茨城新聞学生書道紙上展」の審査をする茨城書道美術振興会の役員ら=水戸市宮町
日展 特選に橋本さん、小林さん 洋画と書、初受賞
茨城新聞:2022年10月25日掲載
  公益社団法人日展は24日までに、第9回日展(国立新美術館、11月4~27日)洋画科、工芸美術科、書科の入選者を発表し、本県関係は洋画科で橋本弘幸さん(68)=那珂市=写真右、書科で小林千早さん(63)=神栖市=同左=が特選を受賞した。特選はともに初めて。
 洋画科、橋本さんの受賞作「生」は生命をテーマに、美しく咲くヤマユリと、枯れて種を残すヒマワリを対照的に描いた。授賞理由は「コントラストを生かした張りのある力強い雰囲気が出てきている。受賞に値する」などとされた。
 書科、小林さんは「蘇東坡詩」で受賞。行草体の5行書きで、200字を超える多字数を、流れを意識しながら一気に書き上げた。「書き出しから最後まで一貫した作に仕上げ、心地よさを感じさせる」などが授賞理由に挙がった。
 橋本さんは元教員で美術団体・光風会会員。受賞の知らせを受け、「うれしいと同時に身が引き締まる思い。賞を励みに今後も頑張っていきたい」とコメント。小林さんは元高校教諭。日本書作院常任理事、龍賓書道会事務局員を務めており、「栄えある賞を頂き、今後作家としての責任の重さを痛感している」と話した。
 本県関係の特選受賞は、洋画科は2年連続、書科は2020年から3年連続となる。(滝山亜紀、高阿田総司)
橋本弘幸さん
小林千早さん
50回の節目、記念事業 茨城書道美術振興会 「書展茨城展」計画承認
茨城新聞:2022年06月07日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は6日、水戸市内のホテルで2022年度常任理事会を開き、来年度50回の節目を迎える「日本の書展茨城展」の事業計画などを承認した。
 新型コロナウイルスの感染拡大への配慮から、総会は書面決議方式で行った。
 同理事会では、基幹事業である「日本の書展茨城展」を含む本年度の事業計画と決算報告に続き、来年度の事業計画を決議。第50回は来年4月8~13日を会期とし、関連事業として先賢回顧展「茨城の文化を築いた先達の書」や、50年の歩みを振り返る記念誌を作成することなどが決まった。
 同理事会で吉澤石琥同会副理事長は、50回展に向け「県内外に(本県の)書の深さ、層の厚さを感じていただきながら、皆で盛り上げていきたい」などと語った。(滝山亜紀)
あいさつする吉澤石琥茨城書道美術振興会副理事長=水戸市宮町
ウクライナ支援へ 義援金20万円寄託 茨城書道美術振興会
茨城新聞:2022年04月16日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は15日までに、「ウクライナ救援に役立ててほしい」と、20万円を茨城新聞文化福祉事業団に寄託した。
 第49回日本の書展茨城展(9~14日、水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館)会場で、吉澤理事長が茨城新聞社の小田部卓会長に目録を手渡した=写真。吉澤理事長は「ウクライナの惨状を目にするたびに衝撃と失望を覚える。私たちが平和な日本で書のみやびな世界に浸れることに感謝するとともに、少しでもお役に立ちたいと考えた。一日も早い解決を祈ります」と話した。
 義援金は日本赤十字社を通じてウクライナ救援活動の支援に役立てられる。
茨城新聞社の小田部卓会長にウクライナ義援金の目録を手渡した、茨城書道美術協会の吉澤鐵之理事長(前列左から2人目)
茨城書道美術振興会 学生書道紙上展に協賛金100万円寄付
茨城新聞:2022年04月15日掲載
 茨城書道美術振興会(吉澤鐵之理事長)は14日までに、茨城新聞社が毎年実施している「茨城新聞学生書道紙上展」への協賛金として100万円を寄付した。
 水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれた第49回日本の書展茨城展の会場で、吉澤理事長から茨城新聞社の小田部卓会長に目録が贈られた。
 紙上展は、茨城新聞社が小中高校生の書道作品を公募、審査して選んだ優秀な作品を紙上で発表、紹介している事業。同振興会の協力を得て毎年2月ごろに実施している。
協賛金の目録を手渡す茨城書道美術振興会の吉澤鐵之理事長(中央右)=水戸市千波町
茨城書道美術振興会、星氏の芸術院会員祝う 関係者ら喜び新た 水戸
茨城新聞:2022年04月12日掲載
 茨城書道美術振興会名誉顧問を務める書家、星弘道氏(77)の日本芸術院会員就任祝賀会が9日、水戸市内のホテルで開かれ、同院会員として先輩となる彫刻家、能島征二氏や主催した同振興会関係者らが星氏に祝意を示した。
 祝賀会では同振興会の吉澤鐵之理事長が「星先生の日本芸術院会員就任は本県書道界の悲願だった」と喜びを語り、同会長で茨城新聞社会長の小田部卓氏は「星先生は茨城書道美術振興会の育ての親。これからも会をけん引してほしい」と話した。能島氏は「星さんは実力もさることながら、幸運を引き寄せる人だ」とお祝いの言葉を口にした。
 星氏は栃木県生まれながら本県にゆかりが深く、日本書作院理事長などの要職を務めている。日本芸術院会員には先月就任。星氏は「能島先生との親交がこういう結果につながった。気が引き締まる思い。少しでも後進の役に立つようこれからも精いっぱい精進する」と、祝賀会で決意を語った。
星弘道氏(前列中央)の日本芸術院会員就任祝賀会で記念撮影する出席者たち=水戸市内
日本の書展茨城展 最高峰の書、身近に 筆遣い、墨線に注目
茨城新聞:2022年04月10日掲載
 水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で9日、「第49回日本の書展茨城展」が開幕した。国内最高峰の作家を含め、本県の代表や選抜作家らの作品が一堂に展示され、来場者は書の前に立ち止まり、筆遣いや墨線に注目しながら鑑賞した。
 日本芸術院会員に就任した星弘道さんは、草書による「天晴地明」を、茨城書道美術振興会理事長の吉澤鐵之さんは刻字で「行無邪」を出品。それぞれウクライナ侵攻に関わる出来事に心を痛め、星さんは「リーダーの大切さ、あるべき姿を改めて考えさせられた」などと話した。
 会場にはさまざまな書体の独創性あふれる作品が並び、日展会友の福田明代さん(70)=水戸市=は、かなで同展に初出品。「漢字の強さを学ばせてもらい、自身の書に生かしたい」と感想を述べた。
 このほか茨城新聞学生書道紙上展の優秀作品も展示された。水戸市の小学3年生、鈴木一路さん(8)は伸び伸びと書いた半紙の「ほん」を前に、「元気よくはねる部分に気を付けた」と笑顔を見せた。14日まで。入場無料。
 同展で奨励賞を受賞した10人は次の通り。(敬称略、順不同)
 中村裕美子、西野香葉、中尾慧雪、坂本蘭香、中田寶雲、津﨑麗江、鈴木赤鳳、一ノ瀬利風、秋山博華、石川楽堂
「日本の書展茨城展」の展示作品を鑑賞する来場者=9日午後、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館
日本の書展茨城展開幕 珠玉の300点一堂に 水戸
茨城新聞:2022年04月10日掲載
 第49回日本の書展茨城展(茨城書道美術振興会、茨城新聞社主催)が9日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕した。現代日本書壇の最高峰と本県書家の優れた作品約300点が一堂に展示された。初日から大勢の人が会場を訪れ、書芸術の粋を堪能した。14日まで。 (24面に関連記事)
 同展は1973年から続く県内最大規模の書道展。県内や中央書壇の秀逸な作品を一堂に集め、作品の内容、出品点数ともに本県随一の水準を誇る。日本芸術院賞受賞者などの「現代書壇巨匠」をはじめ、5部門で構成されている。
 開幕式典で、茨城書道美術振興会長の小田部卓茨城新聞社会長は「会員一同さらなる研さんに励み、茨城の書道界のレベルアップを図っていく」とあいさつ。吉澤鐵之同振興会理事長は「先人が約50年前につくった振興会は、ここ数年本当に成果が出ている。皆さんのおかげ」と述べた。続いて主催者と来賓代表がテープカットして開幕を祝った。会場では、第22回茨城新聞学生書道紙上展の入賞作品約200点(優秀賞以上)も併せて展示。本県関係全作品は振興会ホームページで画像を閲覧できる。
「日本の書展茨城展」の開幕を祝ってテープカットする来賓や関係者ら=9日午後、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館
芸術院新会員に星さん
茨城新聞:2022年02月23日掲載
 日本芸術院新会員として22日、9人が新たに選ばれた。このうち茨城書道美術振興会名誉顧問の星弘道さんは、本県との関わりが深い。発表を受け、本人とともに県内関係者から喜びの声が上がった

■星さん 書美術振興に力
 筑西市出身の故浅香鉄心氏に師事し、茨城書道美術振興会名誉顧問の星さんは「皆さまから支持を得られたことを、大変うれしく思っている」とコメント。本県の関係者との歩みに思いを寄せながら、「さらに日本の芸術のために尽力していきたい」と抱負を語った。
 同会理事長の吉澤鐵之さん(67)=水戸市=は、「いつも穏やかでおおらかだが、書に対する内に秘めた情熱もある。実力と人柄の両方が理解されての結果であり、みな誇らしい気持ち」と話した。
 2006年に日本芸術院会員に選出された彫刻家で県美術展覧会長の能島征二さん(80)=水戸市=は、「星さんが会員となることで、茨城の書壇が大いに飛躍するだろう。大変おめでたい」と喜んだ。

星弘道さん=2019年12月、東京都内
虎の字、お目見え 常陽銀土浦支店 書家・吉澤さん揮毫
茨城新聞:2021年12月31日掲載
 土浦市中央の常陽銀行土浦支店の店頭に、来年の干支(えと)「虎」の一文字が書かれた縦3メートル10センチ、横1メートル60センチの書がお目見えした。
 揮毫(きごう)したのは、日本書作院副理事長や茨城書美術振興会副理事長などを務める書家、吉澤石琥さん。吉澤さんによると、「水戸藩9代藩主徳川斉昭公が得意とした『虎の尾』と称される、終画を上に持ち上げる書法をイメージした作品」という。
 同支店では毎年、書家に干支の動物の文字を揮毫してもらった作品を、1年間展示している。同支店の土井宣弘統括副支店長は「毎年、作品を楽しみにしているお客さまもいる。迫力がある字体で立派なものを書いていただきうれしい」と話した。(成田愛)
来年の干支、「虎」の文字が書かれた作品=土浦市中央
「書展」4月9日開幕 茨城書道美術振興会 開幕イベント見送り
茨城新聞:2021年12月09日掲載
 茨城書道美術振興会は8日、水戸市内で常任理事会を開き、「第49回日本の書展茨城展」を来年4月9日から14日、同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開催することを決めた。
 初日にオープニングセレモニーと授賞式を行い、書道パフォーマンスなどのイベントは実施を見送る。節目の第50回展を控え、吉澤鐵之理事長は「記念になるよう、一丸となって進んでいきたい」と述べた。
 理事会に先立ち「第22回茨城新聞学生書道紙上展」(来年2月17日付掲載予定)の最終審査が行われ、応募作品9182点の中から特別賞20点を選出した。(滝山亜紀)
 特別賞受賞者は次の通り。(敬称略)

▽県知事賞 柴沼杏奈(水戸二高3年)
▽県議会議長賞 稲毛彩華(水戸葵陵高2年)
▽県教育長賞 中島月音(同1年)中島里菜(那珂市立菅谷小6年)恒松佑妃(つくば市立春日学園義務教育学校9年)
▽水戸市長賞 仙波菜穂(日立一高3年)野村美空(茨城大学教育学部付属中2年)田中心結(日立市立櫛形小5年)
▽水戸市教育長賞 松田万里枝(竜ケ崎一高2年)馬場美羽(守谷市立けやき台中3年)小山希子(笠間市立友部小4年)
▽県子ども会育成連合会理事長賞 篠﨑灯里(桜川市立雨引小3年)鈴木一路(水戸市立新荘小2年)上野雄生(日立市立豊浦小1年)
▽茨城新聞社長賞 大島咲希(水城高1年)菊池陽育(笠間市立友部小6年)久津那爽香(つくば市立春日学園義務教育学校7年)
▽茨城書道美術振興会理事長賞 坂本藍梨(ひたちなか市立那珂湊中2年)高岡舞(北茨城市立中郷中1年)荒木優瑞(ひたちなか市立外野小5年)

「茨城新聞学生書道紙上展」の審査をする吉澤鐵之茨城書道美術振興会理事長ら=水戸市宮町
日展審査員、特選たたえる 水戸で祝賀会 吉澤石琥さん、時崎五鳳さん
茨城新聞:2021年12月09日掲載
 今秋、東京で開かれた第8回日展の書科で審査員に就任した吉澤石琥さん(70)=那珂市=と、同展書科の特選を受賞した時崎五鳳さん(63)=高萩市=をたたえる祝賀会が8日、水戸市内のホテルで開かれた。2人が所属する茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社会長)が主催し、同会会員ら関係者が喜びを分かち合った。
 吉澤さんの審査員就任と時崎さんの特選受賞はともに初めて。日展は日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科からなる国内最大級の公募展。各科の審査員は17人で、外部審査員は2人。今年の同展は書科に8518点の応募があり、1083点が入選、公募の最高賞に当たる特選は10点のみが受賞した。
 吉澤さんは「皆さんのおかげでやっと一人前になれて、日展の審査員になれた。これからは、自分で何かいい物を残していきたい」。時崎さんは「賞の重さを日々、ひしひしと感じている。まだまだ半人前だが、この道を少しずつでも前に進んでいきたい」とそれぞれ謝辞を述べた。(高阿田総司)
祝賀会で祝福を受けた吉澤石琥さん(左)と時崎五鳳さん=水戸市宮町
吉澤鐵之さんが茨城新聞130周年を記念し揮毫
茨城新聞:2021年07月05日掲載
 
7月5日付別刷
茨城新聞創刊130周年記念 日本の書展茨城展
茨城新聞:2021年04月08日掲載
 茨城新聞社は、茨城書道美術振興会と共催で「第48回日本の書展茨城展」を10日から開催します。現代日本書壇の最高峰と本県の書家の秀作約300点を一堂に展示。同振興会のホームページでも本県関係出品者の作品画像を閲覧できます。また、同時開催として「第21回茨城新聞学生書道紙上展」の入賞作品約200点(優秀賞以上)も展示します。

【目的】茨城の書道美術の振興と書道文化の高揚を図る
【会期】10日(土)~15日(木)、午前9時~午後5時(最終日は午後2時まで)
【会場】ザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)展示室、県民ギャラリー(水戸市千波町)
【展示内容】現代書壇巨匠、現代書壇代表(全国巡回展)▽茨城書壇招待作家展、茨城書壇代表作家展、茨城書壇選抜展
【入場料】無料
【後援】県、県教育委員会、文化庁、共同通信社、NHK水戸放送局、全国書美術振興会
【問い合わせ】茨城新聞社営業局事業部(電)029(239)3005



「書展」4月10日開幕 茨城書道美術振興会 授賞式は見送り
茨城新聞:2020年12月10日掲載
 茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社会長)は9日、水戸市内のホテルで常任理事会を開き、次回の「第48回日本の書展茨城展」を来年4月10日~15日に同市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開催することを決めた。
 今春の第47回展は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ中止した。次回も授賞式や高校生の書道パフォーマンスなどは実施を見送る。吉澤鐵之理事長は「イベントを抑えて発表の場を確保したい」と述べた。
 理事会に先立ち「第21回茨城新聞学生書道紙上展」(来年2月18日付掲載予定)の最終審査が行われ、応募作品9239点の中から、特別賞20点を選出した。

 特別賞受賞者は次の通り。(敬称略)
▽県知事賞
 植田涼(水戸葵陵高3年)

▽県議会議長賞
 高堀采和(竜ケ崎一高2年)

▽県教育長賞
 小林愛子(行方市立北浦小6年) 会沢埜々子(茨城中3年) 飯村陽依(水戸二高1年)

▽水戸市長賞
 海老沢蒼空(茨城町立青葉小5年) 野上友希(高萩市立高萩中2年) 川島絢子(茗渓学園高3年)

▽水戸市教育長賞
 田中心結(日立市立櫛形小4年) 中崎優衣(常陸大宮市立大宮中3年) 清水茉莉(太田一高2年)

▽県子ども会育成連合会理事長賞
 中村吉秀(日立市立田尻小1年) 篠崎灯里(桜川市立雨引小2年) 中山あかり(八千代町立中結城小3年)

▽茨城新聞社長賞
 磯瑠海(小美玉市立玉里小6年) 宇佐美心乃(水戸市立四中1年) 波戸陽太郎(開成高1年)

▽茨城書道美術振興会理事長賞
 海老沢大輝(笠間市立友部小5年) 織田夏鈴(結城市立結城東中1年) 武藤清華(笠間市立友部二中2年)
「茨城新聞学生書道紙上展」の審査をする吉澤鐵之茨城書道美術振興会理事長(中央)ら=水戸市宮町

日展特選 2氏たたえる 山内さん、辻さん 水戸で祝賀会
茨城新聞:2020年12月10日掲載
 今秋、東京で開かれた「改組新第7回日展」の書科で特選を受賞した山内香鶴さん(水戸市)と辻敬齋さん(同)をたたえる祝賀会が9日、水戸市内のホテルで開かれた。2人が所属する茨城書道美術振興会(会長・小田部卓茨城新聞社会長)が主催し、同会の仲間や来賓など約40人が活躍の喜びを分かち合った。
 今年の日展では、書科には8431点の応募があり1069点が入選。公募入選中、最高となる特選は10人が選ばれた。山内さんは2018年に続き2回目、辻さんは初の受賞。
 祝賀会では、発起人の小田部会長が「2人の特選は会として誇り」と祝福。来賓で日展理事、日本芸術院会員、県美術展覧会長の能島征二さんが「コロナ禍の困難な時に特選を取られた」とたたえ、日展理事の書家で県美術展覧会名誉会員、星弘道さんは「引き立てたくても作品が光っていないと難しい。2人の作品は、特選の作品全体の中でも光っていた」と述べた。
 謝辞で、山内さんは「お褒めの言葉を頂き、本気にしてはいけないと思いつつ、心の中でガッツポーズした。本当は恐ろしくもあるが、悔いのないよう頑張っていきたい」、辻さんは「特選を頂けたことは感謝しかない。自分は石川県出身だが、いろいろな方にお世話になって育てていただいた。この感激を忘れることなく、茨城の書道の発展に努力していきたい」と述べた。(佐川友一)
日展で特選を受賞し祝福を受けた山内香鶴さん(左から3人目)と辻敬齋さん(同4人目)=水戸市宮町

茨城新聞企画「日展 本県ゆかりの書家 躍進」掲載
茨城新聞:2020年11月14日掲載
 
11月14日付